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2020年2月吉日、新型コロナウイルスの船内感染によって話題になったダイアモンドプリンセス号。現在では日本で最も知名度の高いクルーズ船といっても過言ではありません。

良くも悪くも関心の高まっているダイヤモンドプリンセスですが、とても魅力的でお得に旅行ができるということはご存知でしょうか。高齢者ばかりが利用するというイメージもありますが、実は若者でもむちゃくちゃ楽しめます。そんなダイヤモンドプリンセスの大ファンで何日も共に旅をしてきた筆者(26歳)がダイヤモンドプリンセスの設備や魅力をまとめました。この記事でひとりでも多くの方がダイヤモンドプリンセスへ関心を持っていただければ幸いです。


引用:プリンセス公式ホームページ

そもそもダイヤモンドプリンセス号はどこの船?


引用:プリンセス公式ホームページ

 

ダイヤモンドプリンセス号の船籍はイギリスにあり、運営はアメリカのプリンセスクルーズ社が行っています。さらに造船は長崎の三菱重工で行われました

少しややこしいですが、ダイヤモンドプリンセス号を人に例えると、「日本で生まれた(造船)イギリス国籍(船籍)の女の子。育て親(運営会社)はアメリカに住んでいる。」といったところでしょうか。

運営会社がアメリカのため、船内での通貨はドルであったり、乗船のためにパスポートが必要であったりと「THE海外に来た」ような雰囲気がありますが、日本で造船されたということもあり、温泉やお寿司屋さんなど日本人に馴染みの深い施設もあります

これで追加料金なし?!ダイヤモンドプリンセスで楽しめる優雅な船生活


引用:プリンセス公式ホームページ

 

ダイヤモンドプリンセス号は全長290m、高さ50m以上の超巨大な客船です。日々報道されている映像などではなかなか伝わらないのですが、実物を見ると誰しもが大きさに驚きます!

それもそのはず、ダイアモンドプリンセス船内には1337室の客室と、大きな複数のプールに映画館、広いダイニングスタイルのレストランにビュッフェなどあらゆる施設が設けられています。その中での主要な施設を紹介いたします。

指定席でVIP気分。ダイニングレストラン


引用:プリンセス公式ホームページ

 

ダイアモンドプリンセス号の船内には5つのダイニングスタイルのレストランがあります。どのレストランも絢爛豪華。レストランの場所と席は乗船時にすでに指定されており、毎日フルコースを楽しめます。その日のメニューの中から選ぶ形式なので、好きなものを好きなだけ食べられます。担当ウェイターの多くは嫌いな食べ物やアレルギー、料理を出すタイミングなどを把握して気遣ってくれるので、サービスはかなり丁寧です。いたせりつくせりで、まるでセレブになったかのような気分を味わえます。

ビュッフェで好きな時に食事を

ダイニングレストラン以外にもビュッフェスタイルのレストランがあり、早朝から深夜まで好きな時に利用できます。軽食のサラダやフルーツ、洋食や中華、和食まで料理の種類も豊富で思わず食べ過ぎてしまいます。特にスイーツの種類の豊富には目を疑いました。可愛らしいケーキやスイーツがたくさんで、女性は特に嬉しいのではないでしょうか。

さらに、ビュッフェは最上階にあるため、ガラス張りの窓でオーシャンビュー。早朝の日の出から日没まで美しい海と夕日を眺めながら優雅に食事ができるのもポイントです。

カジュアルに食事!窯焼きピザと本格ハンバーガー

意外と注目されないのですが、オススメしたいのが、窯焼きピザとハンバーガーのセクション。プールの近くにあるので太陽の光を浴びながら、プールで遊びながらピザやハンバーガーを食べるという「THEアメリカン」なことができます。ピザ生地やハンバーガーのパテにこだわっているので、毎日でも食べたいくらい美味しいです。

豊富なイベントとエンターテイメント


引用:プリンセス公式ホームページ

 

ダイヤモンドプリンセス号にはあらゆるエンターテイメント施設がありますが、そのなかでも人気なのは「プリンセスシアター」。オペラの会場のような内装の豪華な劇場で、ショーや映画を楽しめます。他にもクイズ大会、乗客同士で楽しめるレクレーションやダンス教室、パーティーなどが毎日豊富に行われています。船内にいても飽きることは絶対にありません。むしろ時間が足りないくらいなので、今日はどのイベントに参加しようかとクルーズ中は毎日悩んでしまうくらいです。

食べすぎを解消!ジムやプールで運動


引用:プリンセス公式ホームページ

 

ダイヤモンドプリンセス号にはジムもあります。ランニングマシンやトレーニング機器も本格的なもので時間制限なしで誰でも利用できます。船内のプールは3箇所あり、こちらもいつでも利用ができます。

どのプールも陽当たりの良い抜群のロケーションにあるので、プールサイドでお酒をのんだり、お昼寝をしたり海を眺めながらゆっくりとした時間を楽しむことができます。食事が美味しすぎるので、ついつい食べ過ぎてしまいますが、ジムやプールなどで航海中も運動不足を解消できるのは嬉しいですね。

ダイニングやビュッフェでの食事はもちろん、映画もショーも、これらの施設の利用料も全てクルーズの旅費に含まれているため追加料金が一切かからないので驚きです。あまりのサービスの良さに、追加料金を払わないことに罪悪感を感じてしまうくらいです。

さらに贅沢を!ダイヤモンドプリンセス船内の有料施設を紹介


引用:プリンセス公式ホームページ

 

ダイヤモンドプリンセスの船内では基本的な食事やエンターテイメントなどは追加料金をかけずに利用できますが、せっかくの旅行ですので、カジノや有料レストランなどでちょっと贅沢をしてみてはいかがでしょうか。

有料レストランの料理が美味しすぎる!


引用:プリンセス公式ホームページ

 

ダイヤモンドプリンセス号には、上記で紹介したレストラン以外にもいくつかの有料レストランがあります。特にその中でもオススメなのがイタリアンの「サバティーニ」。サバティーニは予約制のレストランですが、クルーズ乗船日にすでに予約がとれないほどの人気ぶり。約30ドル(3200円程度)の追加料金で本格的なコース料理を堪能できます。量も味も文句なしのクオリティなので、ダイヤモンドプリンセスに乗船する際には、真っ先にサバティーニの予約に向かうことをオススメします。

カジノで楽しむ


引用:プリンセス公式ホームページ

 

ダイヤモンドプリンセスでは港から出港後の就航中にカジノをすることができます。落ち着いた内装のカジノルームでポーカーやルーレットなど本格的なカジノを楽しめます。ディーラーも気さくな人が多いので、ついついお酒を片手に長居をしてしまいます。日本では味わえない非日常感は格別。普段ギャンブルをしない人でもハマってしまうかもしれないのでご注意を。

安心!寄港地でのツアーに参加!

ダイヤモンドプリンセス号では寄港地でのツアーのプランも豊富に用意されています。寄港地では個人で観光をするのも良いですが、基本的に着港したその日のうちに出港してしまうので、個人での観光は時間的に限界があります。かなり緻密に計画をしなければならないのが悩みどころです。

しかし、ツアーを利用すると、添乗員が移動手段や時間を管理しているため気軽に観光ができます。特に海外の寄港地では、言語の違いや治安などさまざまな不安があると思いますが、ツアーに参加すると安心です。移動中に友達を作って、今夜は一緒にバーで飲もう!なんていう約束ができるのもツアー参加の醍醐味ですね。

スパや美容室で自分磨き


引用:プリンセス公式ホームページ

 

ダイヤモンドプリンセスにはスパがあり、マッサージやネイル、ヘアカットもできます。ゆったりとした雰囲気の内装で受けるスパは格別です。自分へのご褒美にスパや美容室を利用してみるのもいいかもしれませんね。

ショップでお得に高級ブランドをゲット!


引用:プリンセス公式ホームページ

 

ダイヤモンドプリンセスの船内には、コーチやエルメスなどの高級ブランドのショップがいくつかあります。品揃えもデパートさながら。さらに免税対象なので日本で買うよりも安く買うことができます。ダイヤモンドプリンセス号のグッズを販売しているショップもあるので、お土産も船内で揃えられます。

海外客船なのに温泉!


引用:プリンセス公式ホームページ

 

ダイヤモンドプリンセスは、大浴場もあります。入浴料は日本の銭湯より少し高めですが、内装はしっかり日本風です。オーシャンビューな景色を眺めながらゆっくりお風呂に浸かることができます。時間指定制になっているので、混みすぎることはなく、船上にいることを忘れてしまうくらい癒されます。

ダイヤモンドプリンセス号のお客さんは日本人が多い!

ダイヤモンドプリンセス号は、2004年の処女航海から10年後の2014年より日本中心の就航を行っているため、旅程の大半以上は日本の港に着港しています。(2020年現在)

ダイヤモンドプリンセス号の旅程の初日と最終日に着港する港が横浜か神戸が中心となっているため、乗客の多くは日本人です。もちろん外国人の乗客もいますが、割合で見ればやはり日本人の乗客が多く乗船しています。船旅は開放的な気分になれるので、乗客同士で仲良くなれますよ!

英語が喋れなくても大丈夫!?


引用:プリンセス公式ホームページ

 

アメリカが運営するダイヤモンドプリンセス号の乗務員の大半は外国人です。そう聞くと、英語が喋れないから不安…と感じる方も多いかもしれませんが、船内アナウンスは英語と日本語両方で行われており、フロントやレストランやバー、ショップなど各部署にも日本人がいますので、英語が苦手でも問題ありません。

国籍に関わらず、ホスピタリティにあふれる乗務員が多いため、言葉の壁があっても楽しませてくれます。なかには日本が大好きであったり、日本語を頑張って勉強している乗務員もいるので、コミュニケーションがうまく取れなくても親密に接してくれます。

ツアーの期間は?どこに行くことができるのか?

クルーズ船のイメージによくあるのが「世界一周」。もちろん、世界一周の旅程を販売しているクルーズ会社もありますが、ダイアモンドプリンセス号は基本的に1クルーズで5日~2週間の旅程が多いです。

旅程の例

・プラン1:横浜→沖縄→石垣島→台湾→横浜(7日間)

・プラン2:横浜→高知→鳥取→ウラジオストク→青森→横浜(9日間)

上記のように行先の多くは日本国内の港で、北海道から沖縄まで旅程により着港先はさまざま。1クルーズのうちに必ず1回以上は外国に着港するようになっており、主な行先は韓国や台湾、香港やロシアなどが多いです。一度の旅行でさまざまな場所に行けるのはとても魅力的ではないでしょうか。

ダイヤモンドプリンセスは高価?実際の価格は?


引用:プリンセス公式ホームページ

 

ホテルのような船内でゆっくり過ごし、朝起きると寄港地に到着。さらに移動中は美味しい食事やさまざまな施設やエンターテイメントなど船内での楽しみも盛りだくさんです。クルーズでの旅行は移動とホテルを兼ね備えた時間を有意義に使えるとても画期的なプランなのです!

一流ホテル並みに整った施設に、さまざまなアクティビティに、美味しい食事。さらに海外にも寄港できる夢のようなクルーズですが、やはりお高いのでは?

そんなイメージでこれまでクルーズなど眼中になかった皆さまに実はクルーズは安いということを知っていただきたいです。

最安値一泊一万円代!?


引用:プリンセス公式ホームページ

 

クルーズの価格は、部屋のランクによって決まります。船内の内側の部屋(窓無しキャビン)が最安値、バルコニー付きの部屋からスイートルーム…と部屋のランクがあがるにつれ価格もあがりますが、船内で使える設備やサービスはどの部屋も同じなのは嬉しいですね。(一部例外あり)

モデルツアー価格(1)

横浜→鹿児島→釜山(韓国)→博多→横浜『7日間』

内側(最安値):95,000円~

スイート(最高):200,000円~

※2名1室の料金(時期や状況によって金額が変動する場合があります)
引用:名鉄観光

 

モデルツアー価格(2)

横浜→釧路→コルサコフ(ロシア)→小樽→横浜『9日間』

内側(最安値):147,000円~

スイート(最高):368,000円~

※2名1室の料金(時期や状況によって金額が変動する場合があります)
引用:名鉄観光

旅程や時期により価格が変動するため一律の価格ではありませんが、1泊に換算すると最安値でおよそ1万3000~1万6000円。ダイヤモンドプリンセス号ではなんと一泊一万円代でクルーズが楽しめるのです。移動、宿泊、食事も全て兼ねられているので、時間が有意義に使えるのも魅力ですね。絢爛豪華な船内やサービスから鑑みても、この価格は破格ですよね。

まとめ

船旅といえば「豪遊のひとつ」「船内は退屈そう」「高齢者が乗る」などのイメージが根付いているため、特に日本では客船への関心が高くないといえます。しかし実際は、価格は想像より安く、船内の設備が充実しており、若者でも充分に楽しめるということがお分かり頂けたのではないでしょうか。ダイアモンドプリンセス号と共に旅をしてきた筆者個人としては、「ダイヤモンドプリンセス号以上に楽しい場所はなかなかないのではないか」と思っているくらいです。この記事をきっかけにダイヤモンドプリンセス号をはじめとし、クルーズに興味を持っていただける方が増えれば嬉しいです。

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田中すず

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