突然ですが、みなさんは「予算」という言葉の意味について深く考えたことはありますか?
どこかへ旅行をするとき、誰かにプレゼントを渡したいと思ったときなど、独身貴族のみなさんはさまざまな場面で、ごく自然と「予算」を考えることが多いでしょう。
私たちバトラーは、単純に考えがちな「予算」に焦点を当てて、『独身貴族』というサイトをつくりあげました。
今回は、独身貴族のみなさんに、「予算」についてお話ししようと思います。
そもそも「予算」とは
「予算」とは、あらかじめ計画していたことに対して、どれくらいの費用が必要なのかを見積もることを言います。
「それくらい知っている!」と思う方がほとんどかと思いますが、「予算の語源」についてはどうでしょうか?
おそらく「語源?」と首を傾げてしまう方が多いでしょう。
バトラーが考える予算の意味を解説する前に、本来の予算の意味について深くご紹介します。
予算の語源について
予算は英語で「budget(バジェット)」と言い、ビジネスシーンでは
- 「バジェット不足だからその製品を作ることはできない」
- 「もう少し余裕のあるバジェットで計画を進めたい」
などカタカナ語でよく用いられています。
また、「バジェット」を用いた単語として、
- バジェットトラベル(格安旅行)
- バジェットホテル(格安ホテル)
- バジェットレンタカー(格安レンタカー)
などを聞いたことがある方も多いでしょう。
その「budget」、実は中世のフランス語である「bougette(バゲット)」が語源だということをご存知だったでしょうか?
当時の意味としては財布や小銭入れを指しており、「財布の中にはどのくらいのお金が入っていて、どの程度使えるのか」という意味が元になったと言われています。
独身貴族が考える「予算」とは
私たちが考える「予算」には6つの意味があります。
- 人生の設計・構築
- より良い商品やサービスに変換するための対価基準
- 有効活用するための基準
- 同じ予算内でどれだけのものに変換できるのか
- 大切な人に尽くしたいと思う費用範囲
- サービス、商品への思いを金額で表したもの
では、一つずつ解説しましょう。
1.人生の設計・構築
「より快適な生活を送りたい」
誰しもそんな願いを持っていることでしょう。
しかし、その「快適」の基準は人それぞれです。
たとえば、面倒に思いがちな「家事」の全般を誰かにお任せしたいと思う方がいれば、少しだけ手間を省ければ問題ないと考えている方もいますよね。
前者の場合であれば、家事代行サービスによって快適な生活を手に入れることができます。
後者はお掃除ロボットを1台購入するだけで毎日の掃除を少しだけ楽にすることができ、前者よりも比較的安価に快適な生活を過ごすことができるでしょう。
家事の他にも、
- 旅行や釣り、ゴルフなどの「趣味」
- 手帳、ボールペンなど「仕事」を気持ちよくおこなうための道具
- 毎日生活する場所だからこそこだわりたい「家」
など、みなさんの価値観、人生観によって着目点は異なるはずです。
しかし、どれにも共通して考えなければいけないことが『予算』。
自分自身の人生を設計・構築するためには予算がつきものです。
限られた予算の中で、家を購入したり、趣味に投じたりすることによって、あなたの人生は徐々に構成されていきます。
少し難しい話になってしまいましたが、簡単に例え話をしましょう。
あなたがもし明日予定が何もない日だとして、その日一日の予算が10万円だと決められています。
その予算10万円の中であなたは何をしますか?
旅行をする、高級な料亭で美味しいご飯を食べるなど、あなたの思う「予算内でしたいこと」をするはずです。
しかし、ここで気付いていただきたいのが、どんな行動をとったとしても、それはあなたの人生の一部になります。
旅行をするのであれば、旅行先で今まで見たことがないような綺麗な景色を見るかもしれません。
その景色を見て、もしかすると仕事に役立つようなアイデアが浮かぶかもしれませんし、「他にもこんな景色を見たい!」と欲が出ることもあるでしょう。
高級な料亭に行けば、今まで食べたことがない料理を味わい、もっと食に触れたいと思うかもしれません。
果てに、「自分でも作ってみたい」と思う可能性もあります。
もうお分かりですよね?
予算を組み立てることで今は想像できない未来、人生を設計・構築しているのです。
2.より良い商品やサービスに変換するための対価基準
毎日汗を流しながら、頭をフル回転させながら、みなさんはお金を得ることができます。
そして、自分へのご褒美や生活費、プレゼントなど、より良い商品・サービスに変換するための対価基準が「予算」です。
たとえば、目の前に2つの冷蔵庫があったとしましょう。
一つは400Lの容量で、自動製氷機がついている便利な冷蔵庫です。もちろん省エネ・節電対策もバッチリの最新モデルでお値段は20万円。
もう一つは同じ400Lであるものの、自動製氷機はついていない型落ちモデルでお値段は15万円です。
さて、あなたが冷蔵庫を買い替えることになった場合、どちらを選びますか?
商品やサービスの値段というのは、言わずもがな「金額同等の価値がある」ことを表します。
もしあなたの予算が18万円であるならば、後者の冷蔵庫を手に入れることは可能です。
しかし、前者の自動製氷機付き冷蔵庫を購入することはできません。
つまり、予算18万円では対価基準を満たしていないということになります。
おそらくここであなたが考えることは、「どの点が譲れないのか、妥協してもいいことはないのか」でしょう。
人は限られた予算の中で、ベストな商品やサービスに変えたいと強く思います。
今回は2つの冷蔵庫のみ例を挙げましたが、実際に店頭には安くても自動製氷機がついている冷蔵庫もありますし、むしろもっと特典のついた冷蔵庫が販売されていることもありますよね。
予算は商品・サービスを変換する対価基準であるとともに、「限度額を上回らないより良い商品・サービス」を探すための行動基準とも言えるでしょう。
まとめ
今回は予算のそもそもの意味と、独身貴族が考える予算の意味の内2つをご紹介しました。
一見当たり前に考えがちな「予算」ですが、実は深く考えてみると、独身貴族の基盤となる考え方に辿り着きます。
次回は残り4つの予算の意味について解説しましょう。